前回は初っ端から業界的に際どいところが満載で、それはそれで興味をそそることが多かったですが、今回はどちらかというとギャビンの内面を探ることが多くなっています。ポルノで活躍することに対してはどうしても色眼鏡で見てしまいがちだし、こうしたインタビューに対してそのまま受け入れることが難しいこともあるかもしれませんが、彼の答えの中には彼なりのしっかりした考えが見て取れます。
*今回から完全にインタビューア(イ)とギャビンの会話を別々にしてあります。
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イ:この点について、イは彼にキンゼイ指標(キンゼイ・レポートに出てくる様々な統計的結果)について話してみた。その指標はイから言わせてもらうと、個人における性の歴史をひもといて性という概念全体を記述したものだ。そこでイはギャビンに理由を聞いてみた、なぜキンゼイは彼に対してストレートではなくその他の項目に分類するという間違いを犯してしまったのだろうかと。
ギャビンが言うには“僕からすると彼が間違っているだなんて言えないよ。いや、つまり僕は彼のことを知らないんだ。でもこうとは答えられるよ、撮影中勃起するためにはストレートのポルノを見ないといけないってね。それと、撮影になるとは僕には休憩がたくさん必要で、そういうのはみんな編集されるまで立ち会えないものなんだ。なぜなら相手とソフトプレイをする前はつるんでいることしかできなくって、しかもその時間が長いんだ。”
注釈:ギャビンにとっては撮影は重労働で、しかも進行の把握ができないまま進んでいると言いたいのではないでしょうか。
注釈:ギャビンにとっては撮影は重労働で、しかも進行の把握ができないまま進んでいると言いたいのではないでしょうか。
イ:つまり、やっている仕事に彼は満足できるところが無いってことなのだろうか?まったく楽しめるところが無いと?
ギャビンが説明を加える“これは仕事なんだ。つまり、所得に関したものであるならば、みんななんとかしてでもそれを手に入れようとするものだ。そういうものだろう?だから絶対にやるんだ。でも自分が思う分には、僕は実際楽しんでいるよ。加えて、僕は(撮影を前後して続けて)旅行をしたりいろんな町で時間を費やしたりもできて、いいもんだよ。”
注釈:括弧内は個人的に加えました。
注釈:括弧内は個人的に加えました。
イ:ギャビンのゲイ・ポルノでの経歴の中には何度か、ゲイ・バーでの仕事を申し込んでさらに自分の収入を補填していたね。
ギャビンが説明を加える“男のダンサーとしてできる職業があったんだ。それと、僕は資金が不足していて、月1回のビデオを撮影する以外にももっとお金を稼ぎたかったんだ。僕には彼らが僕がダンスをすることをどう思っていたのかは分からないし、そんなにしっかりと(身体を)動かすことはしなかった。でも彼らはバーの裏で僕にもっと激しくするように注文をつけてきて、そんなこともあってゲイ・バーでの仕事は辞めることにしたんだ。”
イ:バーの客の中でだれも君がビデオに出ている人だと認識する人はいなかったの?
ギャビンが答える“2・3回ね。一度目はその人が僕のところに寄ってきたんだけど、とても尊重してくれて。さらに彼はバーの上に乗りかかって僕にこう言ったんだ"僕は君の作品の大ファンだって知って欲しいんだ。"だから僕は彼に感謝の言葉を言って、僕のおごりで彼に写真(作品?)を買ってあげたんだ。一人のバーテンダーとしてそういうことをすることには自由があって、だから僕はこう判断したんだ、もし彼が僕が撮影するのを見るために誰かにお金を支払っているならば、少なくとも自分にできることは彼に写真をお返しに撮ってあげることだって!”
注釈:当時のバーがどうなっていたのか知らないので"a shot"の意味が不明。
注釈:当時のバーがどうなっていたのか知らないので"a shot"の意味が不明。
イ:正直に言えるものならば、僕はここに来て(当時の)ギャビンが気楽で落ち着いていたのがそうではなくなってきているのではないかということをできれば言いたかったのだが、実際はならなかった。どうやってそんなことを一瞬で思いついたのかを彼が説明するときでさえ、つまり彼はこの先ゲイ・バーに歩んでいくということになるのだ。どうやって彼はその‘不必要な’好意や善意というものを使い分けているのだろうか?
注釈:訳に自信なし。ただそれまでとは矛盾し進んで自分からいくところに、インタビュアーは疑問を持っている模様。
注釈:訳に自信なし。ただそれまでとは矛盾し進んで自分からいくところに、インタビュアーは疑問を持っている模様。
ギャビン笑って“僕はバーの裏にいる時、彼らが聞きたがっていることなら何でも彼らに伝えてあげるんだ。ほとんどの場合、自分がバイ・セクシャルだと気楽に言える。いくつかの理由から、人の気を動転させるさせないようにはしているけどね。僕が(ゲイの)男に自分がストレートだといっても、彼らがそのことをそのままの意味で頭で処理するはできないだろうし、僕を信じてはくれない。だから不思議な話だが、自分がバイ・セシャルで彼らは僕のタイプではないと言うことで、彼らにとっては受け入れることが楽になることもあるんだ。”
イ:僕はギャビンに彼は自分の友人には彼がゲイ・ポルのをしているという事実が共有されているかを尋ねてみた。彼の答えは驚くものだった。
“僕の元カノの2・3人は知っていたし、僕の親友もしっている。でもそれは彼らが大体こうだというのではない。僕の今の彼女だって知っているよ。彼女はこのことを望んでいないけど、音立てないでいてくれて、また怖がってもいないんだ。”
続く
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