2014/07/25

ジョシュさんの今

現在のジョシュ
本当はこのことについては書くつもりは無かったんです。でも先日とあるSNSで偶然彼の方から会話に入ってきてビックリしたんです。はじめはどこかで見たことある風貌だなと思ったんです。で、すぐに思い出したんです。はじめに言っておくと、僕は彼がまだポルノで活躍していた当時に特別興味があった訳ではありません。でもやっぱり当時のこの人の影響力は凄まじかったんで僕のよく行くブログサイトにもよく出てきていたので、彼がプロ系のサイトに出ていたモデルだったとしてもよく覚えています。


ただ、実際彼がそのスレッドに現れた時は驚きでした。因に今回そのSNSを紹介することは出来ません。なぜなら完全実名登録制のサイトなのです。そしてちょっとこれまでの背景を話すと、本当はジョシュさんについては話す予定はなく、こうして彼が出てきてちょっと彼のプロフィールを見たりなんかもして、すこし、いや結構考えることがあったんです。それに以下で話すことですが、彼については一つ話題になって中途半端に終わったことがあり、今回その件で分かったことがありました。で、本当はこの人ではなく他のあるポルノモデルさんについて話したいなと思うことがあったんですが、その人についてまだ書く内容もまとまっていないことだし、こうしてジョシュさんについて急遽書くことになりました。あぁ、そういっている間にこんなに書いてしまった。という訳で、僕はジョシュさんと今は呼んでいますが、彼はジョシュ・グリフィン(Josh Griffin)としてポルノ界では名が通っています。なので彼についてまだ知らない方は、この人の名前で検索してみてください。

ではジョシュさんのこれまでの経歴をまずは書くことにします。ジョシュさんは2008年から2010年においてゲイポルの産業で主にプロフェッショナル系のサイトで活躍したモデルさんです。当時はとても高頻度に出演していたので僕の様にプロ系を利用しない人でも彼の名前と容姿を認識している人は多くいたことと思います。僕は彼がどのサイトにいつ出演していたのかはよくわからないので彼の作品を知りたい方は主にプロ系のサイトで彼の名前を検索してください。ここではその辺は端折ることにします。では、彼がポルノに出会う前のことを書きます。彼は高校で体操の選手をしていて、卒業後は大学に行き、その後地元の陸軍に所属していました。その後ポルノの世界にやってきました。僕が知る限り、彼が以前軍隊にいたこと等は彼のインタビュー等で知ることは出来ましたが、あまり深く知ることは出来ませんで、彼自身もあまり深入りはしたがっていませんでした。というか、実は今回の記事を書くにあたって情報収集のために過去の様々な記事を読んで知ったんです。

正直彼が以前軍隊にいたのはいろんな意味で驚きでした。それに、軍隊となると、アメリカ軍と言えば「言うな聞くな規則」もあることですし、少なくともアメリカの同性愛者の軍人にとってはストレスのある環境だと思うんです。まぁ、世界的に見れば同性愛者でも所属が出来るような環境づくりに改善しつつあるのは他の国よりも良い状況にあるとは思いますがね。でも彼が当時どのような考えを持ち、対処していたのかに僕は興味がありました。彼自身は今でも自分が軍隊にいたことを誇りにしているみたいです。ジョシュさんはたまに自分がそこにいた時期の写真をアップロードしていますし、その際は軍隊で教わったことや上司との関係が今でも役に立っていると言います。僕が驚いた理由は簡単です。いかにして同性愛であることと軍人であることを両立し、軍人であることを誇りに出来たのかにあります。今まで僕は色々と頭の中で錯綜していました。まずはじめにそれまでは彼が本当にゲイであったのかどうかです。もっとも、ゲイポルノで活躍する人の中にはストレートの人もいますし、割合はガクッと減るでしょうがプロ系の中にもいると聞いたことがあります。少なくともバイセクシャルの人はインタビュー記事で告白しているのを読んだことがあります。ジョシュさんに対しても本当にゲイであるか疑問のある意見もありました。この先のことはこれまでずっと分からずに来ました。

次は核心部分ですね。これ説明いりますかね。っていうか、プロ系のサイトをよく利用している人にとっては僕以上に知っていることでしょう。僕自身は部分的にしか認識していないので一応この辺も調べ直しました。でも内容は特別なものではありません。簡潔に羅列すると、まずジョシュさんがポルノ業界に入ってきてまず当時これまたゲイポルノの新人として有名となっていたドーソン・リリーとロマンスがあったんです。それがゲイポルノ界でその年のビックカップルとしてメディアを中心に盛り上がっていたんですよね。よく二人でいるシーンが報告されていました。でもその関係も長くは続きませんでした。実はドーソンには彼がポルノに来る以前に他の女性との間にできたお子さんがいました。そしてドーソンはお子さんとの関係を選択し、ジョシュさんとの関係はそこで終わりました。で、ジョシュさんはというと、そのショックが関係してか、以後をポルノの仕事に没頭しました。しかしそれには理由があったようです。それは彼の以下のインタビューでの発言で明らかにされています。それによると、

I am currently done with the adult industry to focus my efforts onto my fiancé and my full time job. It was a great ride and I appreciate all those that I have worked with, but now is the time for me to wave to the crowd and take my final bow as the curtain drops on Josh Griffin.
(一部を引用:今僕はポルノの活動ばかりをしていて、自分のフィアンセと本当の仕事(彼にはフィットネストレーナーという仕事を両立していました)のために努力をしようとしているんだ。ポルノの仕事はとても楽しかったし、僕はこれまでやってきた仕事の全てに感謝しているんだ。でも今は見ているみんなに別れを告げて、まるで自分にカーテンがおりてきて映画の上映が終わるように、最後の挨拶をする時なんだと思う。)

過去のジョシュ
と語っています。ここでフィアンセとは当時ランディー・ブルーで働いていた方(男性)だそうです。それまではここで終わっていたのですが、今回その関係が今でも続いていることが分かったんです。これまではポルノでの活躍としての話題作りだとか、いろんな噂も手伝いふーんとしか思っていなかったんですが、彼が本当のことを言っていたことが分かって、僕はこれまでの考えが間違っていたことが分かりました。そして、なんだかジョシュさんの生き方がカッコイイと考えるに至りました。別にポルノに出ることがとか、軍人だったことがとかではありません。ただ、ただ、"自分に正直で純粋に生きていることが僕には出来てこなかったことだったことが"なのです。ここからは僕の想像です。というのもSNSではトピック以外のことは話していないのでわかりません。彼にとってはその時その時が本人が決めた意思だったんだと思うんです。だから元上司を尊敬しているし今でもパートナー関係を続けているし、トレーニングを欠かさないでいるし、大学院にも通っちゃうし、オープンゲイでいられるんだと思います。いや、別にみんながみんな彼のように自分の本心に忠実であるべきだと言いたいのではありません。ただ、僕の日常は朝起きて支度して、決まりきった他の人でも変わりの利く様な仕事を永遠こなし、そして家に帰り、ポルノを見る。これを毎日繰り返すんです。僕は何かに挑戦したことが無いし、自分の人生に正直でいれたかというと自信が無いんです。何かに詳しいものも無いし、長く続けていることと言えばポルノ視聴くらいのものです。だから僕はこの人を尊敬しているんだと思います。いろんな経験をしている人はすごいなと思うんです。本心を持ち続けられる人は幸せだろうなと思うんです。なんだか今レントの"シーズンズ・オブ・ラブ"を聴いているからなのでしょうか?いろいろ挑戦できる人はうらやましく思ったりするんです。"あなたは自分の人生をどのように計りますか?あるいはどんな単位・基準で計りますか?"
なんだかしんみりしてしまいましたね。いろいろ言いましたが、僕が言いたいことはただ"すごいなと思った"だけなんです。まぁ、もう一人の人についてもこんな感じのことを言うつもりでした。

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